サイファの取説(仮)

ファイアーエムブレムのグッズとしてサイファに興味がある人向けのあれこれ

スリーブについて

本記事では、スリーブについての簡単な説明と、サイファのグッズとして販売されている所謂「公式スリーブ」のリストを載せています

コレクションしたり飾ることをメインにしている人にはあまり馴染みのないものかもしれませんが、カードを綺麗に保つためにもスリーブは便利ですので、興味がありましたら読んでみてください

 

1.スリーブとは

カードを入れるフィルム製の袋をスリーブといいます

(カードスリーブ、カードプロテクター、ローダーなど、色々な呼び方や種類がありますが、サイファのグッズとしては「スリーブ」という商品名で販売されているため、当ブログではスリーブと記載します)

以下、色々と書きましたが、飾ったりするだけなら、サイファのカードが入りさえすれば何でもOKです

ゲームとして遊ぶ場合は、いくつか気を付ける点がありますので、ご注意ください

 

2.スリーブを使う目的

①カードの保護

カードは基本的に材質が「紙」なので、汚れや傷、水濡れなどにはどうしても弱いです

それら破損の原因となる要素からカードをある程度守るためにスリーブを使います

ただ、スリーブは厚さや硬さなど色々と種類はあるものの、フィルム製ですので、何をしても大丈夫ということはありません

そのため、スリーブに入れていてもカードは丁寧に扱う必要があります

 

またスリーブは、本来カードが受ける汚れや傷を肩代わりするものですので、暫く使っていると汚れたり傷ついたりしてくる、所謂消耗品です

そのまま放置すると、以下の②~③の役割を果たせない場合がありますので、汚れたり傷ついたりした場合は、新しいスリーブと交換することをお勧めします

 

また、ホイル加工されたカードサイファで言うとSRやR、加工違いなどの光っているカード)は、湿度が高すぎても低すぎても反ります

反る前にカードをスリーブに入れておくと、気休め程度かもしれませんが、多少反りを抑えることができます

 

②シャッフルし易くする

ゲームとして遊ぶ場合、カードの束(デッキ)をよく混ぜる(シャッフルする)必要があります

スリーブに入れていない場合、カードの断面が四角いため、シャッフルしようとするとぶつかってしまい、カードを傷つけずに混ぜるのはかなり大変です

スリーブを使うと、カードの代わりにスリーブの淵がぶつかることになるため、スムーズに混ぜることができます

カード≒食パン、スリーブ≒ランチ◯ックというと分かり易いでしょうか?

食パンの耳よりもランチ◯ックの淵の方が薄いので、カードそのままよりもスリーブに入れた方が、カード同士を差し込み易くなります

加えて、カード(紙)よりもスリーブ(フィルム)の方が滑りやすいという点でも混ぜ易くなります

 

③裏面を隠す

既にカードを持っている人は経験があるかもしれませんが、新品のカードでも裏面の角の部分や淵の部分が少し剥がれてしまっているものがあります(初期傷などと呼ばれています)

表側からは分からないため、飾ったり眺めたりする分にはあまり気にならないかもしれませんが、ゲームとして遊ぶ場合、デッキのカードを全て裏返してシャッフルし、どれがどのカードか分からないようにする必要があるため、裏面に他のカードと区別がつく程の傷がある場合は、基本的にゲームには使えません

また嫌な話ですが、ゲームを有利にするために特定のカードに故意に目印(傷や汚れ、折れなど)を付けるイカサマ(マークドなどと呼ばれています)をする人間も存在します

それらを回避するために、ゲームに使うカードを、全て同じ「片面が不透明なスリーブ」に入ることで、裏面の外見を統一するという目的でスリーブが使われていたりします

 

3.スリーブの種類

①色

・透明スリーブ(両面とも無色透明なもの)

・カラースリーブ(片面は透明、もう片方は不透明で色のついたもの)

・イラストスリーブ(片面は透明、もう片方は不透明でイラストが印刷されたもの)

などがあります

公式スリーブは上の中だとイラストスリーブになります(キャラクターが印刷されているのでキャラクタースリーブと呼ばれたりもします)

 

②大きさ

ゲームによってカードのサイズが違ったりするので、スリーブのサイズも色々ありますが、サイファのカード63mm×88mmのため、それよりも大きいものを選べば問題なく入ると思います

 

③硬さ(厚さ)

・ソフト(カードを入れていないとへにゃっと曲がるほど柔らかいもの)

・ハード(カードを入れていなくてもしなる程度のもの)

・ローダー(力を加えても曲がらない程硬い、袋というよりも「板」)

など色々あります

飾るだけなら、硬いものの方が傷などからカードを守る効果は大きいです

ゲームをする場合は以下の理由などから、柔らかい(薄い)ものの方が遊び易かったりするので、目的や、使い易さで自分に合ったものを選ぶのが良いと思います

・束にしたとき嵩張らない(あまり山札が高くなると雪崩が起きる)

・シャッフルがし易い(束にしたとき厚すぎると片手で持ちきれない)

・角が指に当たっても痛くない(分厚いものは結構痛い)

 

4.スリーブを重ねる

スリーブは袋状なので(4辺の内、カードを入れるために1辺は開いているので)、一重ではゴミや埃が簡単に中へ入ってしまいます

それを防ぐため、スリーブに入れたカードに更にスリーブを被せることがあります

最初にカードの下側からスリーブを被せた場合、次はカードの上側からスリーブを被せれば、互い違いになるので一重のときよりも中にゴミが入り難くなります

また、重ねることでスリーブの層が厚くなるため、傷付いても中のカードまで傷が届かずに済む場合があります

 

注意点として

・複数サイズのスリーブが必要(内側よりも外側の方が大きくないと入らない)

・重ねる程厚くなる(デッキにしたとき分厚くなりすぎると扱い辛い) 

・大会によってはスリーブについてのルールがある(使っても良いスリーブの種類、重ねても良い回数、重ねる順番などが決まっている場合がある)

※キャラクタースリーブを傷付けないため、その上から更にスリーブを被せることもあるかもしれませんが、大会によってはそれをルールで禁止している場合がありますので、対戦イベントに参加する場合は、事前にルール(レギュレーション)をよく確認してください

 

5.スリーブの再販について

イラストスリーブ(キャラクタースリーブ)は基本的に再販されません

素人感覚では「売れるなら何度でも作ればいいじゃん」と思うのですが、スリーブという透明な素材にフルカラーの印刷をする場合、大量に作ったものの見た目の色を完全に一致させるというのはかなり難しいことなのだそうです

そのため、初版と再版したもので色味が微妙に違うということが起こり易く、そうなってしまうと、ゲームで使う時は初版と再版は同じスリーブとしては扱えなくなる(遠目で見ると同じでも、よく見ると色が違うため、イカサマに使えてしまう)ため、イラストスリーブは基本的には再版されないということのようです

なので、もし欲しいイラストスリーブがある場合は、予約する発売日に買うなど、買い逃さないことが重要になります

 

6.公式スリーブリスト 

一般販売されたスリーブ

全国のカードゲームショップなどで一般販売されたサイファのスリーブの一覧です

一部、冬コミサイファブースや、サイファ祭限定で販売されたものもありますが、それについては発売日の欄に記載してあります

基本的に再販はありませんが、公式が在庫を持っている場合、サイファのイベント時に「お蔵出し」として過去に出たスリーブが販売されることも稀にあります

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ブースターパック ボックス購入特典

ブースターパックのボックスに入っているスリーブの一覧です

数量限定特典なので、過去の弾をボックスで買っても入っていない場合があるかもしれません

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以上、色々書きましたが、実際に手に取ってみないと分からないことも多いと思います

もし周りにサイファで遊んでいる人が居るようなら、どんなスリーブを使っているのか聞いてみると良いかもしれません